認知症と親孝行

 認知症という言葉を頻繁に耳にするようになりました。 ある高齢の方が「昔は認知症になる前に死んでたんだけどね」と話していたのを聞いてなるほどと思いました。認知症の勉強をすればするほど予防と早期発見が大切と感じています。認知症と呼ばれる病は約70種類もあるんですよ!! 

 でも一番多いのが血管性認知症とアルツハイマーの混合型なんです。

予防できるのは生活習慣病に関係する血管性認知症です。予防の話はまたにして、今一番注目されているのが軽度認知障害MCIなんです。

たとえば、最近親に久々に会ったら以前よりも何度も同じことを言うとか、探し物ばかりする、怒りっぽくなったなどの兆候が見られたら今後認知症に移行するかもしれないのです。生活習慣や栄養管理で認知症に移行することを防ぐことも出来るので、MCIの状態の方の早期発見に行政も関わっています。

で、何が言いたいのかと言うと核家族化で親と住んでいる世帯は少ないと思いますが、将来介護で苦労したくなければMCIらしいと感じた時に親の生活習慣や栄養管理を知り改善に関わることなんです。特に親の片方が亡くなると生活パターンが変わり、食事もパターン化し老化が加速されるケースを沢山見てきました。うちの親はまだ大丈夫と思っているとある日突然介護は始まります。そうならないためにもたまに親に会う、電話をする、そうして状況を把握しましょう。関わる時間を持つことが認知症予防であり、「親孝行」